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呼吸

北海道のこの時期はさらに気温も低くなり

秋も終盤に入って初雪もそろそろ降ってくるころでしょうか?

東洋医学では、季節と臓器はかなり密接な関係があるのです。

春は肝、夏は心、秋は肺、冬は腎のように季節によって影響の受けやすい臓器は変わってきます。

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このいまの秋という時期は""に影響をもたらしやすい時期です。

皆さん、肺という臓器は僕らの身体の中で何に関与しているかもちろんご存知ですよね?今この記事を読んでいただいている読者の皆様も今ずっとしていますね。そうです、呼吸です。

なのでこの呼吸をしっかりするために肺の機能がしっかりしていないといけません。

皆さんいつも何事もなくしている呼吸ですが、1日に何回呼吸をしていると思いますか?12万〜25千回ほどの呼吸をしているのです。

この1日約2万回行う呼吸が、正しい呼吸じゃなければ肺はもちろんのこと身体全体を疲れさせてしまうのも当然ですね。では身体を疲れさせない呼吸というのはどういうものなのでしょう。

呼吸の時に使うのは、主に横隔膜です。この横隔膜も筋肉なんです。この横隔膜が吸気時(息を吸う時)に収縮をして下に下がる事によって肺が膨らんで空気が入ってきます。そして呼吸時(息を吐く時)に横隔膜が弛緩して元の位置に上がっていきます。

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この呼吸のメインの筋肉の動きが悪いと呼吸の補助の筋肉である首や肩の筋肉を使いすぎてしまって首・肩の凝りが起きてしまう事もあります。そしてさらに横隔膜の下には肝臓という臓器もあり、横隔膜が収縮して下がってくると肝臓を撫でるように滑って降りてきます。すなわち呼吸をするたび肝臓のマッサージをしてくれるような感覚ですね。

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東洋医学ではこの""はストレスや怒りという感情と密接に関わっています。なので呼吸により横隔膜をしっかり活動させるとこのストレスを和らげてくれる働きもありそうですね。

そしてこの呼吸には、ここ最近だと凄く主流になっているワードでもある"自律神経"もかなり関わっています。"自律神経"というのは大まかにわけると"交感神経(活動を高める役割)""副交感神経(活動を抑える役割)"の二つがあります。内臓類は比較的後者の副交感神経が優位の状態に働いてくれています。

なので緊張していると呼吸が浅くなったり胃腸も働かないので空腹感が出なかったりという状態になりますね。

なのでリラックス状態の方が呼吸も上手く出来ると言う事です。緊張していたり落ち着かない時にこそ少し呼吸に対して意識を持ち、大きく深呼吸してみると落ち着いてきそうですね。

冒頭に戻りますが、この秋の季節

肺の機能しっかり保つために普段から呼吸を少し意識して過ごしてみてください。

これからさらに寒くなりますが四季の変化と身体の変化を楽しみながら過ごして行きましょう!

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